不動産の売却において二世帯住宅は不利だといわれています。
それはどうしてなのか、理由を知っていますか。
今回は、売却を検討している方に向けて、二世帯住宅の売却にフォーカスします。
二世帯住宅の売却が難しい理由や売却するときのポイント、注意点などについて深掘りするので、ぜひ、今後の参考にしてみてくださいね。
不動産の売却で二世帯住宅が売れにくい理由とは?
不動産の売却で二世帯住宅が売れにくい理由は、以下の2つです。
一般の中古住宅に比べて需要が少ない
そもそも二世帯住宅を探している方は、一般の中古住宅に比べて少ないため、売却が難しいケースもあるでしょう。
とはいえ近年、高齢者の増加にともなって親と同居する世帯も増えているので、すぐに見つかるケースもあるといえます。
形態が豊富なのでニーズにマッチしないケースもある
二世帯住宅には完全同居型や一部共有型・完全分離型の3パターンがあり、ライフスタイルに合わせて形態も多種多様です。
そのため、買手候補者が現れても、条件がマッチしないケースが考えられます。
二世帯住宅の不動産をスムーズに売却するためのポイントをチェック
では、二世帯住宅の不動産をスムーズに売却するためには、どうしたらよいのでしょうか。
さっそく、ポイントについてご説明します。
急ぎすぎない
先述したとおり、二世帯住宅の需要は少ないため、長期戦も覚悟しておきましょう。
焦らずにしっかりと作戦を立てて、物件の魅力をアピールできるとよいですね。
買取や賃貸も検討する
売却するのがどうしても難しい場合は、不動産会社に直接買い取ってもらったり、賃貸やシェアハウスとして再利用したりする方法もあります。
二世帯住宅の形態に合わせて、どのような用途で利用できるかも考えてみましょう。
不動産会社の選び方も大切
二世帯住宅の販売に強い不動産会社を選択することも大切です。
特殊な物件のため、チャンスを確実につかみたいところですね。
ほかにも、一般の中古住宅と同様に物件の内外を整えたり、ホームステージングやインスペクションを活用したりしてスムーズな売却につなげましょう。
ただし、資金をかけて大規模リフォームするのは注意が必要です。
買手によって好みが違うため、結局買手が現れず、損する可能性もあります。
実行するとしても、必要最低限の補修に留めておきましょう。
二世帯住宅の場合、親世帯との共有名義にしていることが多いため、その際は所有権の名義変更が必要なケースもあります。