マイホームの頭金を親が援助してくれるケースがあります。
今回は、親からマイホームの頭金の援助を受ける方法と注意点についてご紹介します。
親御さんが頭金の援助を申し出てくれているなら、ぜひ参考にしてください。
親から住宅ローンの頭金援助を受ける3つの方法
住宅ローンの頭金ともなれば、その額は何百万円にもなります。
貯金でまかなうのもひとつの手ですが、誰かからお金の援助が受けられるケースもあります。
援助方法としては、以下の3つです。
①贈与
贈与という形でお金をもらえば、援助を受ける側の金銭的負担は最小限で済みます。
また家を買うためのお金の贈与には一定の非課税枠が設けられているため、無駄な税金を払う必要もありません。
②借り入れ
お金を借りる場合も立派な住宅ローンの援助に該当します。
親からお金を借りられれば、土地や建物を担保にしたり、無駄な金利を支払ったりする必要もありません。
③共有
住宅ローンの相当額を親から援助してもらえるなら、家を共同で所持するという方法もあります。
この場合、親の名前は登記に記載されますが、親が家の購入に際し、いくら支払おうと贈与税はかかりません。
住宅ローンの頭金を親から援助してもらう際の注意点
親から住宅ローンの援助を受けられるとなると、金銭的にも余裕が出てくるでしょう。
しかし、援助を受けるなら忘れてはならない3つの注意点があります。
贈与税がかからなくとも確定申告は必須
親から贈与形式で援助を受けるなら、税金がかからなかったとしても確定申告はおこなってください。
なぜなら、贈与税の特例(非課税枠や控除)を受ける際に確定申告が必要になるからです。
親からの借り入れであっても借用書は作る
親からの借金であっても、お金を借りるのであれば借用書は作っておきましょう。
親子だからといって、支払いの督促をしない、返済額が変動しているとなると、贈与とみなされる可能性があるからです。
また、返済するお金は手渡しをするのではなく、銀行振り込みなどを活用して返済の履歴が残るようにしておきましょう。
家を共有すると親にも負担がかかる
相当額を援助できる共有ですが、親も家の所有者になるので、親にも固定資産税の支払い義務が生じます。
贈与税がかからないと聞くとお得な援助方法に思えてしまいますが、家を取得したあとの負担もあることは念頭に置いておきましょう。
どの注意点も、援助が受けられるとなると気が緩み、忘れがちなものばかりなので気を付けてください。
まとめ
親から住宅ローンの援助を受ける、具体的な3つの方法と注意点について解説しました。
援助を受ける際には、手続きに付随した確定申告や借用書の作成を忘れてはなりません。
とくに共有は、マイホームが親の資産の一部になるため、遺産相続などで揉めないよう、事前に手立てを講じておきましょう。
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