ずっと放置していた不動産や相続した不動産が、古家付き土地だったというケースがあります。
古家付き土地とは、価値がほとんどない家が建つ土地のことで、一般的には築20年以上の家が建っていると、古家付き土地に分類されます。
古家付き土地の売却には、どんなメリットとデメリットがあるのかご存じでしょうか?
この記事では、古家付き土地の売却についてまとめていきます。
古家付き土地の不動産を売却するメリットとデメリットとは
古家付き土地を売却するメリットは、大きく3つあります。
売主のメリットになるのが、解体費用がかからない点です。
解体費用は木造住宅の場合だと、1坪5万円程度、30坪なら150万円程度かかります。
古家付き土地として売却すれば、この費用が必要ありません。
また、土地の上に建物が建っていれば、土地だけの固定資産税よりも安くなるのです。
一方で、買主も住宅ローンを利用して住宅を購入する際、土地だけの住宅ローンだと審査基準が厳しく、融資を受けられない可能性があります。
ですが、古家付きだと融資が受けられる可能性が高くなり、購入しやすいメリットがあります。
古家付き土地を売却するデメリットは、買い手がつきにくいことでしょう。
買主のメリットがあるものの、古家を解体する場合の費用と時間を考えると購入を躊躇うことが多いのです。
そのため、古家付き土地の売却では、解体費用分を値引き交渉されるケースがあります。
古家付き土地を売却するコツ!不動産会社選びのポイントとは
古家付き土地を売却するコツは、古家付き土地の売却が得意な不動産会社に仲介を依頼することです。
古家付きの土地の売却が得意な不動産は、売り出し方や購入してくれそうな顧客などを探がすのが得意です。
また、古家付き土地の売却がうまくいかない場合の代替案を考えておく必要もあります。
古家付き土地の売却は難しいため、売却期間が長期化する可能性があります。
早めに売却したいなら、更地にする、リフォームするなど代替案を検討しなければいけません。
売却価格は安くなる可能性がありますが、不動産会社に買い取ってもらう方法もあるので、どの方法が適している古家付き土地なのか、不動産会社と相談しましょう。