これからサンルーム付きのマイホームを建てる方や、リフォームしてサンルームの設置を検討している方もいるかもしれません。「サンルーム」とは、ガラス窓に覆われながら庭先にせり出したスペースのことで、フランス語の「Conserve(保存)」に由来する「コンサバトリー」がから来ている言葉になります。
(英語です)
ガラスで覆われており、その名の通り太陽の光を全面に取り込み、植物を育てる温室が、やがて住空間へ取り入れられるようになりました。日本ではこの空間を「サンルーム」「ガーデンルーム」「ガーデンスペース」などと呼び、ガラス越しに自然の光を取り入れて、内と外をつなぐおしゃれなスペースとして近年、人気になってきました。「サンルーム」は建築基準に合うようにコンクリートで基礎をして設置するので、水密性や気密性もしっかりしており、取り付けるというよりも「増築」に近い施工が必要となります。つまり、こちらもリフォームの内容になりますので、リフォームに関する記事は下記にまとめさせて頂きます。
【過去宝ホームのリフォームについての詳細記事】
①複層ガラスについて
②キッチンについて
③グルニエについて
④レンジフードについて
⑤サウナについて
設備としてはもちろん人気がありますが、設置することで得られるメリットと注意点もあります。ここでは、サンルームがあると便利な理由や、設置する際の注意点などについてご紹介します。
サンルームとテラス囲いの違いと特徴
マイホームにサンルームの設備があると、「雨天の際も安心して洗濯物を乾かすことができる」といった特徴があります。外に干すのと異なり、誰かに盗られてしまうような心配もありませんし、花粉が付着する心配もありません。専用ルームとして使用すれば、リビングを洗濯物に占領されることもありませんので、いつでも快適に生活できます。また、お日様の光がたっぷり入りますので、室内が明るいのも良いところです。
使い方はさまざまありますので、自分らしい使い方で毎日を快適にしてください。
ティータイムを楽しんだり、日向ぼっこしたりしながら、癒しの時間を楽しむのも良いでしょう。
利便性が優れており、生活に快適さや楽しさを運んでくれるサンルームですが、下記にメリット・デメリットをまとめさせて頂きましたので参考にしてください。
~メリット~
1、デットスペースが有意義に使用できる。
デットスペースになりがちな2Fのベランダですが、囲うことにより雨が降っても問題ない洗濯室を作ったと思えば、家族で生活する室内スペースは広くゆとりをもった空間になります。
2、有害な物質をガード
花粉症の方は外に出なくても洗濯物を干すことができようになりますので便利になります。また、東京では考えにくいですが火山灰のある地域やPM2.5が心配な地域の方にも効果はあります。また、コロナウィルスが流行している今、コロナ対策として増築する方も増えてきました。なるべく外出を控えたいこの時期には最適な商品になっております。
3、ペットスペースとしても有効活用
居室でペットを飼うと臭いや毛が落ちたりして掃除など手間になります。サンルームをペットスペースにすることで解消でき、 赤ちゃんが生まれたのでペットスペースとしてサンルームを作るお客様もいらっしゃいます。ただ、真夏の暑いときや冬の寒い時だけは一時戻す必要もあるかと思いますので臨機応変にご対応していただきたく思います。
~デメリット~
1、施工日数と費用
一般的なサンルームの増築には施工日数を要します。その期間、約1週間~有すると思っていただきたいです。
また、その費用も50~200万円が相場となり費用もそれなりにかかってくる商材ではありますのでご了承ください。
2、固定資産税
サンルームを増築した際は、サンルーム自体は家の一部とみなされます。そのため、固定資産税がかかってきます。コンクリートの基礎工事を行う分、施工内容はきっちりしているのですがその分費用が増築費も維持費もかかってくると思っていただきたいです。
ここまでのお話の中で皆様の中には、「サンルームに代替できるものはないか」を考えた方がいらっしゃるかと思います。そんな方たちのために「テラス囲い」という商品があります。偏にサンルームと言っても、サンルームには気密性が高い、いわゆる本格サンルームと、気密性が低い簡易サンルーム(テラス囲い)があります。
「テラス囲い」とは、一般的にテラスとして販売されている製品の側面をガラスで囲ったものです。サンルームほどお金を掛けずお手軽におしゃれなガーデンライフを楽しむために作られた、簡易的なテラスルームです。基礎がしっかりとコンクリートで増築されたサンルームとは違い、テラス囲いの基礎部分はテラス屋根の柱と補助柱のみとなり、屋根部分はガラスではありません。テラス囲いの素材は、屋根がポリカーボネート、側面がガラスというパターンが一般的です。つまり、本格的なサンルームよりも簡易でお手軽というわけです。その分料金も、テラス囲いは、30万円~となっており、工事期間も数日で完了します。また、家の延長線上として認識されるため「固定資産税」が発生するのも自治体に寄りけりです。もちろん、固定資産税に換算される可能性がありますのでこちらはお住いの自治体に確認していただきたいです。
マイホームの設備にサンルームを設置する際の注意点
サンルームを設置する場合は、広さについても良く考えて選ぶことをおすすめします。
また、ガラスでつくられているため、こまめに掃除をしなければ汚れが目立ちやすいといった特徴もあります。
何よりもサンルームは直射日光が当たるので、どうしても中が高温になりやすいです。しかし、屋根部分を工夫することで太陽の熱戦をカットすることも可能になります。その際のオプションが気になる方はこちらをクリック。
ほかにも、マイホームの近くに住宅や施設などがある場合は、プライバシーを保護できるような何らかの対策も必要になります。広いサンルームを増築により取り付ける場合は、「建築確認申請」が必要になるといったことも注意点です。増築する場合、状況によっては大掛かりな工事なども必要になるため、その分時間と費用がだいぶ必要になることもあります。
メンテナンスも必要不可欠になってきます。テラス囲いの素材は、屋根がポリカーボネート、側面がガラスというパターンが一般的です。掃除という観点でいうと開口部のガラス以外に、屋根部分のお手入れがよく問題になります。基本は中性洗剤で掃除することが多いですが、出幅(家から外へ出る方向)が大きいとうまく汚れを落としたりするのが難しくなります。
サンルーム設備は便利ではありますが、注意点もいろいろありますので、工事内容も含めどれくらいの手間とお金がかかるのか、把握しながら慎重に検討しましょう。
まとめ
サンルームがあると、洗濯物を乾かすことができたり、明るい空間で癒しの時間を楽しめたりとメリットは少なくありません。
しかし注意点もあり、プライバシーに配慮する必要があるなど考えるべきこともあります。
場合によっては、工事にかかる費用などが高額になることも多いので、そのあたりについても確認してみてください。
私たち宝ホーム株式会社は、東京都を中心にさまざまな物件を取扱件数最大級でご紹介しております。
さらに仲介手数料無料(物件により半額)・ローン事務代行手数料無料にてお約束いたしますので、購入時の諸費用を抑えることができます。
お気軽にお問い合わせください。
住まいをお探しの方はこちらをクリック↓